ゴーヤの葉っぱに出る白い斑点の正体は、うどんこ病というカビの病気です。
うどんこ病は、4月から10月にかけて発生します。
うどんこ病の原因は、病原菌が風に乗ってきて感染することによって起こります。
うどんこ病が発生したときは、手で取り除きましょう。
その時にうどんこ病の胞子が飛ばないように、すぐにビニール袋に入れてください。
うどんこ病は農薬を使う方法もありますが、うどんこ病が進んだゴーヤには、効き目が薄いかもしれません。
今回はゴーヤの葉っぱについた白い斑点の原因と対策をまとめました!
ゴーヤを育てている人、ゴーヤの葉が白い斑点が出てきて困っている人、ぜひ参考にしてください。
ゴーヤにできる白い斑点の正体はカビだった!?

ゴーヤを家庭菜園しているときにできる白い斑点は、うどんこ病というカビが原因です。
うどんこ病は、葉や茎が白くカビになる病気で、発生してからの進行が速いので、早期発見をする必要があります。
うどんこ病の発生期間
4月から10月にかけて発生します。
うどんこ病の発生は、気温差が激しい春や秋に多いです。
逆に真夏はうどんこ病の発生しにくくなります。
カビは真夏と真冬以外は活動するので、1年中注意が必要です。
うどんこ病の発生原因
うどんこ病は栽培中の植物や周りの雑草によって発生します。
周りの植物からうどんこ病の病原菌が風に乗って、ゴーヤに感染するからです。
うどんこ病の病原菌は生きた植物からしか養分を受け取れず、枯れた植物にはつきません。
うどんこ病に感染するとどうなる
うどんこ病に感染した時の、葉と茎の症状をご紹介します。
ゴーヤの葉の症状
ゴーヤの葉の白い斑点が、だんだんと大きくなり、ゴーヤ全体がカビだらけになります。
葉は最終的に光合成ができないので黄色くなって枯れます。
ゴーヤの茎の症状
茎はうどんこ病によって水を上げることが出来ないので、ゴーヤが枯れてしまいます。
うどんこ病が発生する時期
うどんこ病の胞子は、湿度が97~99%で、温度が15~ 16度に発生しやすいです。
特に雨上がりや水まきをした後は、うどんこ病の胞子が発生しやすいので注意してください。
うどんこ病の種類は多い
うどんこ病には種類が多く、他の種類のうどんこ病からは感染しません。
例えばウリ科のゴーヤは、同じウリ科のキュウリやメロンから感染します。
しかし近くのバラ科に寄生するうどんこ病からは、感染しません
ゴーヤにできる白い斑点を防ぐ対処法

ゴーヤにできる白い斑点のうどんこ病の予防と発生した時の対処法をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
うどんこ病の予防方法
まずは、うどんこ病にならない為に予防方法を7つご紹介します。
ゴーヤを育てているならぜひ参考にしてください。
①ゴーヤの肥料のチッ素
肥料のチッ素を与えすぎると、ゴーヤが弱くなり病気にかかりやすいです。
チッ素の量が多くならないように成分表を確認してください。
②水はけを良くする
水はけが悪いと、うどんこ病が発生しやすいです。
水はけを良くするには、土に畝(うね)を作ったり、土の成分を改良したりする方法があります。
土に腐葉土やパーライト、バーミキュライトを混ぜると、水はけのいい土になりますよ。
③周りの雑草を抜く
周りの雑草を抜くことで、うどんこ病に感染している植物をなくします。
④日当たりのいい場所で育てる
ゴーヤを日当たりのいい場所に育てます。
日当たりのいい場所は、うどんこ病の予防にピッタリです。
ツルがある植物は株の中が蒸れやすいので、細いツルは取るといいですよ。
⑤風通しを良くする
ゴーヤの風通しを良くするといいです。
風通しが悪い環境は、熱がこもるのでうどんこ病が発生します。
葉の数を減らしてあげるといいですよ。
⑥土がの水がはねるのを防ぐ
土からの水はねを防ぐといいです。
土には菌がたくさんあり、ゴーヤが病気になる原因になります。
土にマルチングをすると、土はねや雑草が生えるのを防げますよ。
⑦乾燥を防ぐ
乾燥するとカビが繁殖します
枯れた葉は取り除いて、葉水をするといいですよ。
うどんこ病が発生した時の対処法

うどんこ病が発生した時、どうすれば良いか迷いますようね。
うどんこ病の対処法を3つご紹介しますので、焦らずに対応してください。
①手で取る
うどんこ病を見つけたら手で取り除きます。このとき胞子が飛ぶので、すぐにビニールに入れてください。
全体に広がっている場合は、健康な株に広がらないように株ごと抜く方法もあります。
②農薬を使う
うどんこ病に効く農薬はありますが、ゴーヤに効くかどうか買う前に確認してください。
うどんこ病には種類がたくさんあるので、ゴーヤのうどんこ病には効果がないことがあります。
またうどんこ病の進行が進んだ状態では、効果が薄れるかもしれません。
なので、定期的にいくつかの種類の農薬を組み合わせて撒きましょう。
③無農薬の場合
無農薬でうどんこ病をなくすには、重曹がいいです。
重曹は、農薬と同じ炭酸水素塩が使われているので、効果があります。
使い方は500から1000倍に希釈した重曹をスプレーするだけです。
うどんこ病が進行してからでは遅いので、早めに対処しましょう。
ゴーヤの葉っぱにできる白い斑点の正体

ゴーヤの葉っぱにできる白い斑点は、うどんこ病によるものです。
うどんこ病は進行が速いので早期発見をしましょう。
うどんこ病の予防法は以下になります。
- 土の水はけを良くする
- 周りの雑草を抜く
- 日当たりのいい場所で育てる
- 風通しを良くする
- 土がはねるのを防ぐ
うどんこ病が発生した時の対処法は以下になります。
- うどんこ病の部分を手で取り除く
- 農薬を使う
- 重曹を薄めてスプレーする
ゴーヤの葉に白い斑点ができたときの参考にしてください!